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はじめての科研費の申請:獲得するためのポイントと秘訣
【シリーズ】はじめての科研費の申請:獲得するためのポイントと秘訣
- レクチャー
- 目次
- #科研費
- #研究費
- #看護研究
- 2024/01/19 掲載
科研費を知る、申請する
初めて専門学校もしくは臨床現場から大学教員になると、大抵の場合は学部長または所属領域の教授から「科研費に申請を出してね」といったお話があります。
そうなると「カケンヒって何?」「何をどうやって書くの?」と、何から手をつけてよいかわからない状態になってしまいます。
本来、大学教員になるための道は険しいですが、看護教員の場合、看護系学部を有する大学数の増加に伴い需要が拡大してきたという背景から、臨床現場や専門学校から大学教員になるケースがあるのが特徴的です。
通常は大学院へ進学して博士前期・後期課程を修了した後、研究員(ポスドク)として研究実績を積み重ね、大学教員のポストが空いた際に厳選な公募を勝ち抜き、ようやく助手・助教からスタートとなります。ただ、これらのプロセスを経ずに大学教員になった場合に困るのが、今回のテーマである科研費の申請です。
最近は大学院進学後に大学教員となる先生も増えてきましたが、院生の頃から研究費獲得に向けて活動を行ってきた、申請方法を経験したという方はまだ多くないかもしれません。
この連載では、まず科研費のことを知り、初めての方でも順調に科研費申請が進められるようにわかりやすく解説していきます。筆者は、臨床現場から初めて看護学部の大学教員になり、教員活動をスタートさせてから継続して科研費を獲得しています。少しでもお役に立てる情報を発信できればと思います。
【目次】※下記は予定であり、変更となる場合がございます。
第1回 科研費ってなに? 2024年 1月 19日公開
第2回 科研費の分類とターゲット 2024年 3月 14日公開
第3回 研究テーマを考える 2024年 4月 10日公開
第4回 先駆者たちをたずねる
・科研費採択者に書き方を教わる ・テーマ関連の先駆者への研究協力依頼
第5回 研究計画書を作成
・スタートダッシュを成功させる ・魅せるコーナリング ・ハンドリングのミスをなくす
第6回 最終チェックは念入りに
・第三者からフィードバックを受ける ・最終確認、提出