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5年一貫校 新教育課程における 教育実践の取り組み カリキュラム編成から授業展開まで

神村学園高等部

  • インタビュー
  • 2024/09/19 掲載
医学書院 NEO編集部

 新教育課程がスタートして 2 年。改めて各校の取り組みについて伺ってみました。
各校の教育理念や教育実践の工夫を感じ取っていただけたら幸いです。 

神村学園高等部

15 歳で看護を選んでくれたその思いを大事に育てるために,
5 年一貫教育の継続性を活かす

看護学科学科長

松井景子先生に聞く

 

 

 

 

 

神村学園の教育の特色について

―― 建学の精神や教育理念・教育方針について教えていただけますか。
松井先生 令和 7 年に創立 70 周年を迎える本校の教育理念には,大きく 2 つの「人柄教育」と「個性教育」があります。

そのうち,「人柄教育」が一番歴史があります。

本校を設立した学園長の言葉ですが,「人を思いやる優しい心」「社会に貢献できる人づくり」という点に重きをおいた人柄教育を謳っています。
本校で 5 年一貫教育をスタートしたのは平成 14 年ですが,昭和 42 年には衛生看護科が設置されていましたので,看護教育としては 56 年もの歴史があります。

その点が神村学園の中での看護の重みであり,教育理念に基づき専門性の高い看護師養成を行っています。
―― 5 年一貫教育のカリキュラムを組むうえで工夫していること,意識していることはありますか。
松井先生 教育理念や教育方針(校訓)は,カリキュラムのすべてにつながっていて,看護に通じていると実感しています。

やはり人を思いやる気持ちをもつという教育理念が,私たちの看護カリキュラムの中に一番活かされていると思います。

また,モットーに掲げる「やり遂げる力」,諦めないで最後までやり抜く力をもつことは,看護にはとても重要です。

そして,礼節や挨拶する大切さと,チームワーク,コミュニケーションの能力をもつことも,周りに感謝しながら看護の仕事をしていくうえで非常に役立つと考えます。
―― 「やり遂げる力」や「コミュニケーション能力」を養うために,3 観点評価も重視していますか。
松井先生 高等学校(基礎課程)の中でパフォーマンス評価を取り入れました。

ルーブリックを用いて評価しています。それがカリキュラムとリンクできるようになれば,と考えています。

パフォーマンス評価は,最初は「看護」に着目して作り上げたところがありますので,教育理念を入れ込んで改善しながら,さらに「礼節」「やり遂げる力」や「チームワーク」「コミュニケーション」などの部分を深めていくことがこれからの課題です。

 

「地域・在宅看護論」に重点をおいたカリキュラム変更

―― 学習指導要領や指定規則の改正に伴って,特にカリキュラム上で工夫した点,着目した点はありますか。
松井先生 カリキュラムの大きな変更としては,「地域・在宅看護論」に重点をおきました。

高等学校 3 年生の授業に「地域・在宅看護論」の概論を入れ込み,履修させる形にしました。

「自分が生活する場が看護の場でもある」ということを,専攻科(専門課程)からではなく,高等学校の中で学ばせていきたい思いがありました。

成人看護学・老年看護学,どちらの看護学実習であっても老年期の患者様が非常に多いので,退院後を見据えた看護を考えていくときには,「地域包括ケアシステム」を理解したうえで,多職種連携などもわかっていないと看護をつなげていけません。

なので,この「地域」という言葉に重みをもたせ,高等学校 3 年生の授業に概論を組み込んだのです。
―― 「地域・在宅看護論」については,高等学校でほぼ概論を教え,専攻科に進むと各論に進んでいくのですか。

松井先生 これまでは,すべての「在宅看護論」を専攻科で履修していたのですが,今回のカリキュラム改正に伴って,「地域・在宅看護論」の概論のみを高等学校に移行させました。

また,「看護の統合と実践」については,これまで高等学校で「医療安全」などを教えていたのですが,実践的なところは専攻科で勉強できるようにと工夫しています。
―― 5 年一貫教育のカリキュラムを作るうえでの工夫はどんなところにありましたか。
松井先生 本校の場合は,教科書の使い方を工夫したところが一番かなと思います。

それまでは准看護師養成課程用の教科書「新看護学」を使っていたのですが,令和 4 年度からの新学習指導要領実施に向けて,前年度からすべての学年で「系統看護学講座」を使うことにしましたので,5 年一貫教育のつながりはすごくよくなったと感じています。

この「教科書が分断されない」ところが,学生にとっても私たちにとっても一番でした。

同じ看護師養成課程用の教科書を継続して使えるようにしたところが,指定規則改正を機に私たちが独自に考えた大きな取り組みでした。

高等学校と専攻科の教員が交流しながら,生徒の情報を共有する

―― こちらでは高等学校と専攻科の職員室が同じだと聞きました。
松井先生 私が就職してからもう 17 年経ちますが,当時からずっと高等学校と専攻科は同じ職員室です。

1年生から 5 年生まで担当する教員たちがすべて同じ職員室の中で交流するので,お互いの指導内容が全く違うと感じることもないですし,年度によっては高等学校の教員が専攻科に異動することもあります。

職員間の仲はすごくよいですね。

コロナ禍のときは中止していましたが,それまでは新年会や忘年会は職員みんなで実施していました。
教員の先生たちは,「こういう学生がいて困っています」というような相談ごとや情報をよく提供してくださる。

逆にその学生たちも同じ職員室によく来るので,5 年間を通して「あの学生だね」ってすぐにわかります。

今の時代にいわれる教育上の「合理的配慮」にも対応できていると思います。

教育的配慮についてもしっかりやっています。

専攻科に上がるときには,3 年次の教員に「能力」「実習の評価」「生活面」という大きな 3 つのポイントについてまとめていただき,送る側から受け入れる側への引き継ぎを行ってもらいます。

定員が 120 人なので,3 年生 120 人全員分,担任や副担任の先生たちが所見を入れてくださいます。

そして委員長や副委員長は「この学生にはこういった配慮をしていきましょうか」というような話もします。

とても温かく見送れると感じています。
―― 教育的支援を継ぎ目なく行っているようですね。
松井先生 評定が低い学生も入学してきますので,そういう学生の学習においては教育的支援が必要になります。

ただ教えるだけではなくて,丁寧に一言一句を教えていきます。

それを 5 年間継続していける形ですね。
学年を足踏みする「原級留置」があってストレートに卒業できないこともありますが,結果的に大きな目標は看護師の資格をとることです。

そこに到達できるよう,本人・保護者が納得したうえで,同じ学年を履修して卒業していくこともあります。

卒業生・上級生の後輩へのかかわり

―― 卒後のフォローアップもしっかりされていて,卒後も学生が学校に帰ってくるとうかがいました。

松井先生 神村学園の伝統といいますか,国家試験のときには卒業生が必ず,受験する 5 年生のためにいっぱいお菓子を持ってきてくれるんですよ。

代わる代わる持ってきてくれるので,最後はフリーザーバッグいっぱいになるぐらいのものを 1 人ひとりに手渡しして,合格祈願セットみたいな形にしています。

毎年,卒業生のグループが,関西・関東から 1 月頃を見計らって帰ってきてくれるんです。

自分たちが先輩にされて嬉しかったから,自分たちも後輩にしたい,みたいな感じで。すごい人数で,本当に両手にいっぱいお菓子を抱えて持ってきてくれるんですよ。

みんなお給料をたくさんもらっているなって思うぐらい。
―― 学内では先輩が後輩を教えることはあるのですか。
松井先生 7 月末,夏休みの補習期間に実習で残っている 5 年生に呼びかけて,1 年生のベッドメイキングの指導を行ってもらっています。

1 グループ 5 人ぐらいに 5 年生が 1 人か 2 人入る形です。

また,4 年生が初めて看護過程の展開を学ぶ成人・老年看護学実習に出る際にも,その前に 5 年生がフィジカルアセスメント演習のチェックを教えくれています。
―― 学校側で授業の一環として設定しているのですか。
松井先生 看護過程の展開について 4 年生に授業をする中で,指導のシラバスの 1 つとして組み込んでいます。

5 年生のシラバスの中には入れていないのですが,5 年生が「記録はこういうふうに書くよ」などと教えてくれます。

私の講義の中で大まかな概要を説明した後,4 年生が細かく設定した患者さんのフィジカルアセスメントを行ってバイタルサインを記録に起こしていくときに,5 年生が手取り足取り教えてくれるんです。
―― 5 年生は自分のカリキュラムにはなくても後輩に教えてくれるのですね。
松井先生 5 年生は完全なボランティアです。

自分たちの国試対策の勉強にもなるというプラス面を受け取ってくれています。

そして教える楽しさがすごくあるみたいで,自己効力感につながっているとも感じています。

あんなふうになりたいなという理想の先輩像を 1 年生のときにもって,そして 4 年生になったら次は自分がそうなるんだと思い描きながら,5 年生に進んでいく状況ですね。
ただし人数が多いだけに,精査しながらになります。

実習グループの数も,5 人グループが 24 ぐらいになりますから。
―― すべての実習グループごとに,先生方が引率しているのですか。
松井先生 はい,臨地実習は引率しています。

外部からも入っていただいています。

5 年生の実習は領域別なので時期がランダムになっていいのですが,4 年生の実習には一斉に先生方が引率するので,職員室はほぼ空っぽの状態になりますね。

教育的支援と粘り強いサポート

―― 先ほど教育的支援の話がありましたが,学習に困難さを抱えている学生はかなりいらっしゃいますか。

松井先生 実習では,記録がうまく組み立てられない,その疾患から患者さんに起こっている症状が結びつけられない,というようなケースはあります。

読み書きはある程度できても,今患者さんに起こっていることを文章にしていこうというときにその能力が乏しいことがあります。
そのときには担当している教員が,本当に手取り足取り教えてくれています。

解剖学的なところから,今患者さんにどういう症状が起こっているか,そして観察点として何を見ていかないといけないか,さらに看護として自分はどういう形でアプローチしていくのかというところまで,かなり時間をかけながら教えていきます。

実習でグループ 5 人の中にそういった学生がいたら,その学生ひとりに時間を取られてしまう点が,現実的な課題になっています。
―― そのような学生も,卒業まで導くのですね。
松井先生 はい。そういった学生はとても素直なので,学校を休みません。患者さんに対して,何か 1 つきっかけがあれば,嬉しくて実習に来てくれる。

最初に実習に入るときに私たち教員から言っているのは,「記録は書けなくてもいいから実習には毎日来なさい」ということです。

「休まないで,自分の足で実習に来るっていうことが大事だよ」と話をしているので,休む学生はほとんどいないですね。
実習中は,風邪などの症状が出たり熱発したりした以外は,ほとんどの学生が来ます。教員たちの尽力で,手厚くサポートしてくださっていること,そこが本校のよさなのかなと思います。
―― 就職した際の環境は学生のときとは異なっていきますので,うまく社会にソフトランディングできるといいですね。
松井先生 そういう学生は本人の希望で病院の中でも療養型など,少し落ち着いたところに就職することも考慮しています。
ほかの学校も同じだと思うのですが,自分を律する「自律」ができるように学生を育てたいと思っています。

一方で,実際私がやっていることはあまりにも学生に過保護で,逆のことをしているかなと感じることもありますね。

なので,卒業するときには,「ちょっと過保護に育てちゃったから,社会に出たときに厳しさを感じることもあるかと思う。乗り越えていってください」「自分で立ち止まって考えてね」と言っています。

そのうえで「でも,つらいときは必ず学校に連絡してね」という形でフォローアップできるようにはしています。

15 歳で看護を選んでくれたその思いを大事にしたいので,5 年一貫教育の中で,教育的支援なども行いながらなるべく卒業に導けるように努力しています。

ICT を活用した授業の工夫と補助教材づくり

―― 教科書は高等学校から看護師養成課程用を使われていますが,授業の工夫はどのようにされているのでしょうか。
松井先生 授業の工夫としては,ICT を活用した教材,DVD 動画などの視聴覚教材を多めに取り入れています。

看護技術に関しては,「e ナーストレーナー」の動画を視聴してから実技に入ることを繰り返し行わせています。

1 年生は,解剖生理学の授業をスタートしたとき,専門用語に対して非常に難解さ・抵抗感を感じるので,毎日の課題学習で繰り返し復習させています。

加えて,先生たちが教科書である「系統看護学講座」の専門用語を噛み砕いて説明したり,参考文献を基に図表の入ったワークシートをつくって,1 年生によりわかりやすく解剖のしくみを見せたりしています。

毎回の授業の中での小テストも行っています。
―― 科目の担当教員が変わると教材は引き継がれるのでしょうか。
松井先生 担当は退職されない限り同じなので,1 年生用のワークシートなどの教材は次の年も使えます。

教材は毎年パワーアップしたものが出来上がっていると感じます。
専攻科では外部講師の先生にも依頼していますが,高等学校ではそれこそ教務の教員たちが噛み砕いた言葉で専門用語を教えてくださっています。

以前は漢字帳を使ったり,専門用語の宿題を毎日出したりしたこともありました。

新カリキュラムになってからは知識を定着させるために,小テストを活用しています。

教員たちが工夫して,45 分の授業時間の中で復習できる形を取り入れてくれています。それは専攻科も同じで,授業の最後に一番大事なポイントをまとめて復習させたり,それを簡単な小テストにしたりという工夫をしています。
「ロイロノート」も非常に活用しています。

学生たちが教員に回答を「ロイロノート」で送ることができるので,便利ですごく役に立っています。
―― 「ロイロノート」は,教員の先生方も躊躇なく使えているのですか。
松井先生 はい。私もスマートフォンに入れています。

緊急連絡事項や授業変更の情報をすぐ見ることができたり,連絡網としても使えたり,活用しています。

一般教科の先生方もたくさん使われていますね。

―― Google のツールなども使われていますか。
松井先生 Google Forms を使っています。コロナ禍では Microsoft Teams を使って授業をしていました。
―― 学校で契約したのですか。
松井先生 はい,在学している間は全員が使えるようにしています。Word や Excel,PowerPointも入っています。

高等学校 3 年生と専攻科 1 年生(4 年生)は実習が終わった後に発表会を行う
のですが,PowerPoint でつくったスライドでの発表を行っています。

PowerPoint は,就職したら看護研究などで使うと思いますので,学生のうちから使えるように慣れさせています。

自分の勉強したことを発表するときは,人に伝えるために言葉の使い方や文字の起こし方を通じて,改めて勉強し直しているところがありますね。

記録に残っていないところからこんな言葉が出るんだと思うこともあります。
ICT はフル活用しています。

電子教科書も,抵抗感なく 5 年間よく使えていると感じます。
―― 電子教科書は授業の中でどのように使われているのですか。
松井先生 学生はタブレットを各自 1 台もっていますので,主となる教科書として「系統看護学講座」を開きます。
―― 先生方がつくられた補助的な資料やワークシートを使いながら,教科書の「系統看護学講座」を参照してと,うまく活用しているのですね。
松井先生 ほかに,年間でほしい本などをピックアップして学校に購入を依頼しています。

職員室の中でみんなが手に取れるところに置いていますので,高等学校から専攻科までの教員全員が授業に活用しています。
雑誌の「ナーシング・キャンバス」と「プチナース」も年間購読しています。

「ナーシング・キャンバス」は学生の予習・復習に使えて,看護過程の展開がきちんとまとめられているので,毎月読んで 4 年間で 1 クールになるという形で活用しています。
―― 国家試験に関してはどうでしょうか。
松井先生 昨年 6 月に初めて「医学書院 系統別看護師国家試験問題 WEB」をフルプランで採用させていただいて,1 年生から 5 年生まで全員が使えるようにしたのですが,まだフルパワーでの活用ができなかったので,次年度からはもっと使えるように工夫していきたいです。

少なくとも必修問題だけは絶対押さえておかないといけないと思っていますので,高等学校の段階から何度も何度も繰り返し活用できるようにできたらと思っています。

学生には「心に届く看護」を学んでほしい

―― 松井先生が考えている教員像や,こんな学生を育てたいと考えていることは何ですか。
松井先生 私自身が現場の看護師のときに,患者さんと家族の心に届くような看護がしたいと思っていたので,「心に届く看護」を学生たちに学んでほしいと思っています。

そのような思いをもつ看護師になってほしいです。

そして,先ほど言ったところですが,自分を律する気持ちで自律してほしいですね。

看護師としては,コミュニケーション能力,相手を思う気持ち,共感する心が一番の温かさにつながるのかなと思います。

たとえば患者さんがつらいときに,まず「つらいですね」とその心に寄り添うことができる。

「お薬を持ってきましょうか」と言うのは看護のスキルとしては大事ですが,まず一番初めに自分の手で背中をさすることができるような学生を育てたいと,この 17 年間思っています。

それをうまく実現できるように,これからも自己研鑽しないといけないですね。
―― 「共感する」こと,それを言葉で教えるのは難しいですよね。学生にはどのように伝えていますか。
松井先生 たとえば,患者さんが「がんです」と言われたときに,自分だったら看護師にどんなことをしてほしいかを考えてみて,と伝えています。

「そうだったんですね」という言葉で共感的態度を示したり,「つらいと思いますけれど,私たちが一緒にいますよ」「つらいことがあれば,いつでも一緒にお話をさせてください」などの声かけをしたり。それを,こういうときには……という例え話の形で伝えています。

また,私たちの仕事では,突然,患者さんが亡くなるような場面に立ち合うこともありますが,機械的に「連絡先は?」「これからどうしますか?」と聞くようなかかわり方ではなく,患者さんと家族の時間を少しでもつくってあげられるような看護師になってくださいと,事例を挙げながら伝えています。
看護過程では,病気を深読みして予測することは勉強していけば学んでいけます。

けれど,人の心を養うところ,温かさや思いやりなどについては,寄り添って育てていかないといけない時代にあります。

その場に立たされたときにどうしたらよいかを考え,自分が向けてほしい言葉を患者さんに伝えられることが一番大事なことだと,繰り返し学生に話します。
現場にいたときの経験ですが,夜中,患者さんの喘息発作が起こって,息苦しさを取り除くために吸入器が必要になったのです。

吸入器を持ってきてその場を離れるのではなく,その後も吸入する患者さんの背中をさすりながらそばにいる。

患者さんにとってその安心感,人のぬくもりがすごく大事だということは自分が体感してきたので,自分なりに経験から得たことを学生にも伝え続けていきたいです。
―― 松井先生が描いている教員像がよく伝わってきます。
松井先生 ちょっと過保護には育ててしまうのですけどね。

あとは,今は地域・在宅の重要性が言われていますので,患者さんと家族の暮らしの背景を読み取りながら,その QOL が高められるような看護を行うことが大切です。

時代が変わっても,その人がこれから先どう過ごしていきたいか,どのような人生の終わりを迎えていきたいかを考えて,QOL を高める看護を行うことですね。

看護教育では学生の個性を大事にしましょうと言われますが,看護も同じように患者さんの個性や人となりを尊重しながら,QOL を高めることが大事だと,常日頃感じます。

そこを学生に伝えていけるように頑張ります。

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